| act 2-1 シンクロ |
act 2-1 シンクロ (54930 B)
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Name : kasuto
Time : 2009/03/07(土) 01:28 ID : BGxajV7E No.116(編集)
PaintTime : 30分14秒+28分24秒
「あのね、雷落ちた時にマリオちゃんとDがおんなじ動きしてた時があったでしょ?あの時はマリオちゃんとDをつないだままだったから、データは普通にメインプログラムに入ってたのね?」 「まぁ…そうですね」 あの数日間は忘れたくても忘れられないよ、と心の中で、マリオはアローンに向かって叫んだ。
「じゃが、マリオちゃんが帰ってからというもの、Dとメインプログラムのリンクは突然途絶えちゃったのよ!これがどういうことかわかるかな?ん?」
「…つまり、プログラムするために俺をこいつにつなぎたいと。」 「そんとおりvVさっすがこの国のひーろーだけあって物分かりが早いのぅvV」
そういいながらマリオの両腕をわしづかみ、ぶんぶん振り回すと、さっさと端子をつけ始めた。 この爺さんに抵抗しても、きっと結果は一緒だろうな… 抵抗することもなく、マリオはアローンに身を委ねた。
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act 2-1 シンクロ
Name : kasuto
Time : 2009/03/07(土) 01:47 ID : BGxajV7E No.117(編集)
―数分後―
「さて、と!これで準備完了じゃV」 すっかり道具の一部と化したマリオを見ながら、満足そうにアローンは言った。 「で、俺は何もしなくてもいいわけですか?」 「そんなことないぞい♪ここからマリオちゃんにはひと仕事してもらおうと思ってな♪せっかく来てもらったんじゃし悪いからの?」
別にそんな気遣いしなくてもいいが、退屈なのももっとごめんだ。ここは一つ聞いてやるか。
「で、そのひと仕事って、何ですか?」 待ってましたとばかりに、アローンは口を開いた。
「うふふ♪それはの!メインプログラムとDをシンクロさせる仕事じゃよ!」 「…シンクロ?」 「そう、シンクロ。でも水泳じゃないよ☆」
アローンのオヤジギャグを軽く流し、マリオは続けた。
「どうするんです?」
「そうねぇ、今からDに攻撃プログラムを組み込もうと思ってるのね?それに一緒に参加して組み込んで欲しいわけよ!なぁに、そんなに難しいものじゃないから安心してくれぃ! その間にワシはDとメインプログラムをつなぐプログラムを作っちゃうから、頑張ってねー♪」 「え、あ…ちょ!」 言うが早いか、アローンはひときわ大きなコンピュータにつくと、その作業に没頭し始めた。
操作方法もわからないまま、マリオとDはその場に2人(?)残された。 “・・・何か クル” 「え?」
画面を見ると、Dの後方から何か接近してきているのがわかった。 「なんだ、あれ…」 「それは攻撃対象のウィルスデータよん♪別に危害はないけど、当たる前に、今Dにプログラムしたデータでそいつらを攻撃しちゃってねーV」 多分操作方法言わなくても大丈夫よ、と後からつけ足し、博士は作業に戻った。
“・・・ムセキニンだな。” Dにも、アローンの奔放さが理解できているようだった。 「全くだな!」 そう言うと、向かってくる敵に向かい、2人は身構えた。
不思議なことに、Dの行動が、マリオには手に取るようにわかり、Dも何かを感じているようだった。
2人の呼吸はシンクロしていた。 「“行 く ぜ !!”」 |
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| act 2 できそこない |
act 2 できそこない (25715 B)

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Name : kasuto
Time : 2008/09/15(月) 12:43 ID : SKHE5Z96 No.114
それから数日経ったある日、マリオはまた、アローンに呼び出された。
やれやれ、あれだけでも相当俺をいじくり倒したのに、まだ足りないのか。
そう思いながら、重い足を研究所まで運んだ。
「やぁマリオちゃんっ♪先日はどうも♪」 ご機嫌な様子で、博士は奥から現れた。 「いえ、今日はいったい何なんですか?」 「それがね…」 いうなりマリオの腕をつかむと、研究室の方へ引っ張った。 「ますたぁDのことなんじゃが…どうもおかしいんじゃよ〜」 少し困った口調で、Dの方を見上げた。
Dもうつろな目をして、こちらを見つめている。
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Re: act 2 できそこない
Name : kasuto
Time : 2008/09/15(月) 13:04 ID : SKHE5Z96 No.115
「何度もDと全システムをリンクさせようと試みているんじゃが、原因不明のエラーが出てしまっての? アクセスできないんじゃよ。これではせっかくマリオちゃんに入れてもらったデータが全部パーになるんじゃ…」
「そうなんですか…俺は機械のことは全くわからないので、何とも言えませんが…繋がらないのなら、仕方ないじゃないですか。」 もう一度、一から完全なデータを作れば… そう言おうとした時である。
「でもこいつも、生まれてきたからには立派なわが子じゃ。 一から作り直すことも考えたが…それではこいつがあまりにも不憫じゃ。 雷のせいでデータが妙に破損はしたが… わしはこいつ以外、作る気はない。何としても、システムとリンクさせてやろうとおもっとる。」
衝撃だった。 博士は、この「D」というデータと、本当の子のように接している。 それなのに俺は…
「また協力しますよ。」 頭より先に口がそう言い放っていた。 「そう?すまんなぁvV」 そういった瞬間、博士の眼は輝いた。 「じゃあ早速、お願い聴いてもらおうかなっV」
結局こうなるのか…やれやれ。自分も情には弱いもんだな。 自分にあきれながらも、マリオは了承した。 |
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| act 1-5 ―D−DERIVA覚醒― |
act 1-5 ―D−DERIVA覚醒― (21743 B)

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Name : kasuto
Time : 2009/03/07(土) 01:53 ID : BGxajV7E No.112(編集)
PaintTime : 23分51秒
画面を見ると、先ほどとは少々風体が変わったもう一人の自分がそこにいた。 「うんうん♪多少データに損傷はあるがちゃんと動いとる!さっきの雷のおかげかvいやぁー不幸中の幸いじゃvさすがわしの子じゃーv」 一人発狂している博士を軽く放置して、へたり込んだ「ますたぁD」を見上げた。
向こうも、画像だけとは思えない表情を浮かべて マリオを見つめている。
“ビックリ・・・したァ。” 人の声が聞こえた。だが周りには自分以外、博士しかいない。 「…え?」 “びっくり した。”
今度ははっきりと、画面の向こうで口が動いているのを確認した。
「博士!」 マリオはもう、何が何だかわからなくなっていた。
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act 1-5 ―D−DERIVA覚醒―
Name : kasuto
Time : 2009/03/07(土) 01:54 ID : BGxajV7E No.113(編集)
「おっほほー♪Dがしゃべっとるv マリオちゃんっ大手柄じゃよ♪」 自分が一体何をしたのかわからなかったが とりあえず一日泊らなくてもよさそうだ。
“オレ は D って 言うの か?” たどたどしく、Dは尋ねた。 「そうじゃよD!おまえは『D−DERIVA』、このシステムの統括プログラムじゃ。」
“デ リ ヴァ…” 理解したのかしていないのか、視点が合わないその眼は、どこか遠くを見つめている。
「ま、よかったじゃねぇか爺さん!これで俺の役目も終わっただろ?」 早々と端子を外し、こんがらがってしまった頭を ガリガリ掻きかがら博士に言った。 「いや、まだじゃよ。見てみなさい。」 博士の指差した方向をみると、そこにはマリオと同じように頭に手を置いているDがいた。 「端子を外しているのに、マリオちゃんが頭を掻くのと同時に、Dも頭を掻いていた。どうやら、マリオちゃんとDの中で、シンクロしている部分があるらしいのvワシ、それがものすごく知りたいなぁvv」
…今日は返してくれそうにないな。 マリオは覚悟を決めた。 act 1 fin. ・・・・・・・・・・・・・・・ とりあえず、序章終了です。 多分最初のとはだいぶ違うと思うんですが; 一日かかってしまった;そろそろオフのことしないとな…!(汗) |
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| act 1-4 |
act 1-4 (102022 B)
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Name : kasuto
Time : 2008/06/06(金) 19:21 ID : 8YSq1S0s No.110
PaintTime : 44分1秒
「あわわわ…ワシの研究がパーになってしまう!!」 大変だ!このままではほんとにこの爺さんが逝ってしまう。 「爺さん!予備の電源とかないのか?!」 「お。そうじゃそうじゃv」 さっきとは打って変わって、元の調子に戻った博士は、懐中電灯で予備の電源を探し出した。
ふぅ、手のかかる爺さんだ。
ダ レ ダ 。
「ん?」
オ マ エ ハ ダ レ ダ ・ ・ ・。
そう誰かに問われた気がした。 「気のせい か…?」 そう言いかけた瞬間、目の前にあるキーボードが明るく光り出した。 博士はまだ、電源を探している。
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act 1-4
Name : kasuto
Time : 2008/06/06(金) 19:31 ID : 8YSq1S0s No.111
明らかに機械の様子がおかしい。 「おい爺さん!機械が変・・・!」 そう言い放つ前に強烈な電撃が、 機械を通してマリオの体内を駆けめぐる!
「うわぁああああ!」 焼けつくような痛みが全身を駆け巡った後、全室内の電源は再び復帰した。
「…ふぅ。ようやっと電気が見つかったぞいv」 全身の痛みに悶えるマリオを尻目に、 博士は予備の電源を入れ意気揚々と帰ってきた。 「ん?どうしたんじゃマリオちゃん?」 「…どうしたもこうしたもあるか##俺死ぬかと思ったんだぜ###」 「そうだったのか、すまんの。」 「そんなあっさり言われるような事態じゃなかったんだg…」 「おぉーvvvv」 ブチ切れるマリオの訴えを遮り、博士は歓喜の声をあげた。 |
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| act 1-3 |
act 1-3 (31853 B)

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Name : kasuto
Time : 2008/06/06(金) 17:43 ID : 8YSq1S0s No.108
PaintTime : 56分26秒
アローンに連れられて、奥の巨大な部屋に通されたマリオ。 「Laboratory、か。」 一応きちんとした部屋なんだな、奥は一体どうなっているものか。 「さ、さv入った入ったーv」 アローンに背を押され、中に入った瞬間。 奥の巨大な建造物や大量の機械に、目を奪われた。
「…これ、全部あんたが?」 「そ、これ全部、おいちゃんが造ったの♪わしのかわいい子じゃよ!」 荘厳な音をたて、『D−SYSTEM』は鼓動している。 これを一人プログラムしたのだから、 キツネにつままれたような気になっても仕方がない。
・・・停電でも起きりゃ、この爺さんもショックで逝ってしまうような気がするな。
ぶらぶらあたりを見回している途中で、巨大なパネルの中に、自分に似た人物が映し出されてるのが目にとまった。 そいつは目も開けず、ただその画面に横たわっている。
「それがこのD−SYSTEMの統括データ、
”MASTER-D” じゃよ。」 マリオの足にようやく追いついたアローンが、背後から声をかけた。
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act 1-3
Name : kasuto
Time : 2008/06/06(金) 18:12 ID : 8YSq1S0s No.109
「んー。かといって、まだセキュリティ・プログラムも何も入ってない、外見だけのデータなんじゃけどね♪ 今まで大本のデータにかかってて、ようやっと完成させてねvやっと統括データの方にとっかかれたわけなのよ♪」 腕が鳴るね、と呟きながら、マリオの方を仰ぎ見た。
「んで?俺はいったいどうしたらいいんです?」 「まぁそうあわてなさんなv今日ここで一日、この端子を付けて過ごしてもらいたいんじゃv」 そう言うが早いか、博士はポケットから小さな端子を取り出すと、マリオの腕や足に取り付け始めた。
「この端子と『ますたぁD』はリンクしていてね♪自動的に動きが分析されて、データとして組み込まれていくわけv でも、かっこいい動きをしようとか、そんなこと考える必要ないから、とにかくふっつーに!ふっつーに動いとくれv」
よくしゃべる爺さんだな、と半ばあきれながら 「わかりました」 とだけ返答した。
その時である。
カッーー 「なんじゃ?!」 「雷…!電気が!!」 ブツッ・・・という音とともに、システム内のブレーカーが落ちた。 重く冷えた暗黒の空間で、2人は動揺を隠せなかった! |
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